暇を持て余した粗大ゴミの遊び

元気ですか?それはなによりです

全身脱毛経験談

全身脱毛に通って早3ヶ月。本日ようやっとワンローテーション終えてきた。長かった。もっとちゃっちゃとできるものだと思っていた。

 

全身脱毛は莫大なお金がかかるし、時間もかかるしで何かと手間なので怯んでしまってやらない人も多いと思う。かくいう私もそうだった。しかし、我が人生の命題である「より美しく生きる」には頭部以下の部位に生えている毛など不要なのだ。むしろ邪魔である。なので貧乏ながら苦心してひねり出した前金を手に全身脱毛へと乗り出したのだ。

 

クリニックに通い出したくらいから、「もしやるかどうか踏ん切りがつかずに悩んでる人がいたら、考える材料にしてほしいから体験談を書きたいな」とぼんやり思っていた。しかし、物臭な私に続くかわからなかったし、ブログ書くのも大変そーだなーと思って着手せずにいたのだ。だが、私もついにブログを開設したので記そうと思う。多分特に役に立たない。

以下時系列を追って記述。

 

 

施術内容

全身+ハイジニーナの医療脱毛

 

やるなら全身だしなによりVIOだよ!!! と元々強く心に決めていたので、これしか選択肢はなかった。何度でもいうが、頭部以下の部位に毛などいらない。こんなに繰り返し唱えてると、こいつゴリラ並に濃いんじゃねえか…? と思われていそうなので一応言っておくが、体毛は薄い。他人からもよく言われるので安心してほしい(?)。

 

サロンではなく医療を選んだのは最早意地である。いくつかサロンと医療を回ったが、サロンの押し売り感は私にはしっくり来なかった。サロンは安い。医療の半額〜3分の2程度の額だ。だが、どうしても全身から毛をなくしたいし、医者がいるほうが安全安心なので医療を選択した。

値段はヨーロッパ周遊旅行できるほどの額だったが、まあ人生の命題に近付くと思えばよいだろう。何より若さは短いのだから、肌見せできるうちにこういうのはやるものだ。

…稼ぐしかない。

 

 

1日目

 

お試しという感じでここから。本来は多部位と合わせてやる。

クーラーがガンガン効いた壁で仕切られた個室に通され、軽く説明を受けて着替える。

診察台に横になって施術スタート。

優しい看護師のお姉さんが丁寧にシェーバーを当ててくれる。(私のクリニックは剃毛代込みなので追加料金はかからない)

そしてジェルを塗られて照射。毛が太いところは痛いと聞いていたが、多少の痛みはある、が耐えられるほど。15分くらいで終わった。

 

一週間程度で照射された毛が面白いようにポロポロと落ちてくる。抜け落ちたあとはしばらく生えて来ず快適だった。

 

2日目

背面

 

時間は一時間ほど。こちらもジェルタイプ。うなじの下からおしりまで。

ジェルはひんやりしているので塗られるとヒヤッ、としてビクビクしてしまうので恥ずかしい。何ならラインを引かれる時やシェーバーを当てられた時もムダにビクついてしまうので恥ずかしい。それを見た看護師のお姉さんに謝られてしまうのも恥ずかしい。羞恥プレイか。

 

この時は超過勤務で徹夜明けの全然寝てないまま行ったので気付けば度々夢の世界へトんでいた。看護師さんは丁寧なのでひと過程ごとに声をかけてくれる。根が真面目な私は、答えねばならぬという気概だけでうたた寝から意識を引っ張ってきて返事をするのだが、絶対生返事だろうしちゃんと会話が成立していたかどうかも怪しい。それだけならいいのだが、夢と混同して寝言言ってないか本当に心配である。気が気でない。

もちろん気持ちよーく寝ていたので痛みはない。さすがに背中は毛が細いのでいつ抜けたのかはわからなかった。つるつるのおしりを触るのはやはり気分が良い。

 

 

3日目

脚全体

 

二時間。ジェルタイプ。

この日もうたた寝しながら受けた。(余談だがクソクソどブラック企業勤務なので毎日終電帰りで毎日が眠い。残業代は一文も出ない潔さが売り)

脚は前と後ろがあるのでアジの干物のように途中で一度ひっくり返る。人によるのだろうが、ジェル施術は身体の上を滑らすように(体感)していくので、何だか身体がもよもよする。脚はでこぼこしてるから、むにむにと押すようにしたり骨周りにしたりするので、慣れない刺激に、えも言えないもよもよとした感覚が身体に走る。が、それでも寝ていた。

 

「足の甲に生えてないですね」って言われたんだけど、足の甲に生えたことは一度もなかったので、みんな生えてないと思ってた。

 

 

4日目

ハイジニーナ

 

一時間。ガスタイプ。

これが本当に衝撃だった。

あらかじめ「感じる人はめちゃ痛いです。麻酔します?」と聞かれていたのだが、まあとりあえず様子見で麻酔なくていいだろう、とタカを括っていたのが過ちだった。

 

め ち ゃ く ち ゃ 痛 い

 

何度も声が出そうになりました。わかんないけど出てたかもしれない。身体もビクつかないようにしてたけど、痛みでそれどころではなかった。痛い。“輪ゴムで弾かれたような痛み”と形容されるが、“輪ゴム(アローラの姿)”って感じでめちゃくちゃパワーアップしてるし、サファイアまでしか通ってない私には知らない進化を遂げた輪ゴムだった。

ばつん、ばつんと当てられていくのだがその度に身体は反応するし、いったいしでなんかよくわかんない冷や汗もダラダラと全身から噴き出した。当てられたところはパンパンに腫れ上がってるのではないか? と感じるくらいヒリヒリして感覚も麻痺する。

 

看護師さんは「痛かったら調節しますし、麻酔もかけますので遠慮なく言ってくださいね!」と何度も言ってくれていたが、小心者の私は「なんて言い出したらいいんだ!?右手上げるのか?歯医者か!」とぐるぐる考えて言い出せず、最終的にはピスメのアユ姐が拷問されて死ぬシーンを思い出して「大丈夫…あの拷問に比べたら…タイシタコトナイ…死ヌホドデハナイ…」と念じてたらなんとか乗り切れた。アユ姐、勇気と誇りをありがとう。

 

ちなみにVが一番痛いです。Oはもはやなかった。次回はちゃんと麻酔しよう、と思っていたのだが、喉元過ぎればなんとやらで、「あんな痛い経験なかなかしないから味わっておくべきでは?」と考え始めている。ちなみに私に全くMの気はない。痛くされたら6倍返しだ。

一週間過ぎたくらいで抜け落ち始める。家族やパートナーと暮らす人はお風呂には最後に入ったほうがいいよ。

 

 

5日目

腕と前面

 

二時間。ガスタイプ。

今日行ってきた。何故かふたりがかりだった。先輩と思しき方のシェーバーの扱いがめちゃくちゃ上手い。痛くないしそっと触れるだけなのにさっさと終わってさすがである。

後輩さんの強く押し付け気味でざかざかしちゃう手つきには「あ〜〜わかる〜私もそうやりがち〜〜」とウンウン頷いていた。

三連休も重なり、そこまで寝不足でもなかったが、まあ寝るか〜くらいのゆるいテンションで行ったのだが、妙にくすぐったくなってしまって大変だった。

おなかとか脇腹とか、堪えてもビクンビクンしてしまうし、死ぬほど恥ずかしい。あとおへそをもっと意識していくべきだった…。

腹は出ていないのでその辺の恥ずかしさはないが、人によってはあられもない部位が無防備に晒されることになる。

 

途中でよくわからない脇腹痛になってしまい、悶絶することになったのだが、多分つったのだ。非力なのに脇腹に力を入れるからこうなる。途中、休ませてもらおうかとも思ったがなんとか復活したので醜態を晒さずに済んだ(とはいえ変な格好は晒した)。

 

看護師さんは常に丁寧で優しいので、何で相談すればどうにか対応してくれます。なので、私のように痛いの我慢したり、変なポーズしたりしなくてよいと思います。

 

ちなみに私は土日希望なので予約がかなり取りにくい。平日だと空きが多いので、平日に通うことをオススメする。

 

以上。

次8月なので気が向いたら書きます。